坂道専用の側溝があります!
FR横断側溝は、坂道専用に開発された横断側溝製品です。側溝底部が円形になっており、自在に角度を設けることで、坂道の勾配に合わせた設置を可能とします。
なぜ坂道専用の横断側溝が必要なのか?日本には坂道が多く、坂道に横断側溝を敷設すると、そこで段差が生じ、通行車両への衝撃、自転車走行時の転倒、また衝撃が多く加わることによる側溝の劣化が発生します。
日本は坂道が多い!
日本は国土の約7割が山地で、川や谷が多く、そこに沿って町が発展したため、世界的に見ても坂道が多い国の一つだと言われています。具体的に「坂道が多い」と言われる県・都市として、以下のような地域が挙げられます。
・長崎県:長崎県は三方を山に囲まれた港町で、住宅地が急傾斜地にまで広がっており、「坂の町」として有名。
・神奈川県(横浜市):市街地に丘陵地が多く、住宅街には坂道が多い。
・広島県(広島市):太田川デルタ周辺の平地以外はすぐに山地で、坂の上に住宅街が多い。
坂道の傾斜はどれくらい?
坂道と一言でいっても、色々な坂道があります。一般的には、以下のような表現が用いられます。
・なだらかな坂(傾斜が小さい、歩いて楽)
・急な坂(傾斜が大きい、歩くとき大変)
・きつい坂(体感的に歩くのにきついと感じる坂)
土木分野では、坂道の傾斜を「勾配」という言葉で表現します。
・%(パーセント)表示
勾配=(高低差÷水平方向の距離)×100
※10m進んで1m上がる=(1m÷10m)×100=10%勾配
・分数及び比率表示(主に鉄道や登山道で使用)
10分の1勾配、1:10の坂 など
前述した一般的な表現と%を割り当てると、およそ以下のようなイメージです。
・5%程度=緩やか、歩いてもあまり疲れない
・8~10%程度=ちょっときつい、坂の多い町でよく見かける
・15%程度=急な坂、自転車で登るのは大変
・20%以上=とても急な坂、住宅街ではあまり見かけない
FR横断側溝はどんな坂道で使えるのか?
FR横断側溝は、自在に勾配調整が可能で、0%~15%まで標準対応が可能です。※15%以上でも対応が可能ですが、一度ご相談ください。
また、あらかじめ対応勾配が決まっていない(施工現場で設置勾配を自在に設定できる)ことで、施工現場での繊細な勾配調整が可能となります。
Point1 FR横断側溝で解決できること
1.走行車両、走行自転車の快適さ、安全を確保(坂道の段差を解消)
2.維持修繕のコスト削減(横断側溝の劣化を抑制)
3.車両通行時の騒音を解消(坂道の段差を解消)
Point2 こんな場所で使われています!
・急勾配な道路が多い山道
・商業施設への入り口として設けられた接続坂路
・工場敷地内の坂道(運搬車両の荷崩れ防止対策)
・高低差のある主道路から商業施設への入り口 などなど・・・
意外と多い坂道への横断側溝の設置・・・ぜひFR横断側溝をご検討ください!